「この仕事、自分しかできないから休めないんだよな…」
そんなふうに思いながら、
体調が悪くても、家の事情があっても、
結局いつも通り出社していませんか。
周りを見渡しても、
引き継げる人がいない。
任せられる人もいない。
自分が抜けたら現場が止まる気がする。
だから休めない。
だから無理をする。
それが「責任感」だと、自分に言い聞かせて。
でもその一方で、
ずっと気が張ったまま
心も体も休まらない
そんな状態が続いているのではないでしょうか。
実は、「自分しかできない仕事があるから休めない」という状況は、
あなたが優秀だから起きているのではありません。
仕事の持ち方・増やし方・減らし方に偏りがあるだけなのです。
そして、ここが一番大事な結論です。
自分しかできない仕事を抱え続ける限り、あなたは一生休めません。
でも、仕事を“減らす視点”を持てば、その状況は必ず変えられます。
このあと本文では、
「なぜ自分だけが休めなくなるのか」
「どうすれば仕事を手放せるのか」
を、ミニマリズムの考え方を使って、具体的に解きほぐしていきます。

自分しかできない仕事が増えていく本当の原因
「気づけば、自分しか全体を把握していない」
「引き継ごうにも、説明が大変すぎる」
こうして仕事が属人化していくと、
自然と「自分しかできない仕事」が増えていきます。
これは能力が高いからでも、
責任感が強いからでもありません。
仕事を抱え込みやすい環境と考え方が、
結果的にそうさせているだけです。
その典型が、
モノ・情報・判断を抱え込みすぎている状態です。
モノや情報が多いほど、判断と責任が自分に集中する
モノが多い環境では、
「どれを使うか」「どれが正解か」を
常に自分で判断し続けることになります。
これは仕事でも同じです。
・資料が多すぎて、全体像を知っているのが自分だけ
・過去の経緯を把握しているのが自分だけ
・判断を任せるのが不安で、結局自分が決めてしまう
こうした状態が続くと、
仕事は少しずつ属人化していきます。
そして気づいたときには、
「自分がいないと回らない状態」が完成します。
休めないのは、この構造のせいです。
仕事を減らすと、なぜ成果が上がるのか
仕事を減らすと聞くと、
「手を抜く」「評価が下がる」
そんな不安がよぎるかもしれません。
ですが実際は逆です。
仕事を減らせない人ほど、
重要な仕事に集中できず、成果が伸びにくい
という現象が起きています。
仕事を増やすほど「自分しかできない仕事」が量産される
「自分でやったほうが早い」
「任せるより確実」
この判断を積み重ねるほど、
やり方を知っているのは自分だけになります。
結果として、
・判断はすべて自分
・相談も最終確認も自分
・不在になると仕事が止まる
という状態に近づいていきます。
仕事を減らさない限り、
この流れは止まりません。
仕事を減らすと、判断の質が一気に上がる
仕事を減らすとは、
「重要でない仕事をやらない」と決めることです。
・今すぐやらなくても困らない仕事
・成果につながりにくい作業
・惰性で続けている業務
これらを手放すと、
本当に集中すべき仕事だけが残ります。
すると、
・判断が速くなる
・迷いが減る
・一つひとつの仕事の精度が上がる
結果として、
仕事量は減っているのに成果は上がる
という状態が生まれます。
休めない人ほど無意識のルーティンに縛られている
「忙しいのに、なぜか仕事が終わらない」
「一日中動いているのに余裕がない」
こう感じている場合、
原因は仕事量ではなく、
無意識に繰り返している行動にあります。
「なんとなく続けている行動」が時間を奪う
・とりあえずメールやチャットを確認
・頼まれたら即対応
・惰性で参加している会議
・隙間時間のSNSやニュース
一つひとつは小さくても、
積み重なると集中力が分断され、
仕事は長引きます。
結果として、
「常に自分が動き続けないと回らない状態」
が固定化されます。
ルーティンを減らすと、仕事の整理が始まる
ルーティンを見直す目的は、
効率化ではありません。
やらなくていい行動を見つけることです。
これができると、
・自分がやらなくてもいい仕事
・任せられる仕事
・仕組み化できる仕事
が、はっきり見えてきます。
ルーティンを減らすことは、
仕事を手放す準備段階なのです。
減らして生まれた時間は「休める状態」を作るために使う
仕事やルーティンを減らすと、
必ず余白の時間が生まれます。
ここで重要なのは、
その時間の使い方です。
余白は「自分がいなくても回る仕組み」に使う
休める人は、
この時間を次のように使っています。
・引き継ぎ用のメモを作る
・判断基準を書き出す
・仕事の流れを簡単に整理する
完璧でなくて構いません。
見える形にするだけで、
仕事は少しずつ属人化から離れていきます。
自己成長は「仕事を増やすため」ではない
スキルアップや成長を、
仕事を増やす方向に使うと、
また「自分しかできない仕事」が増えます。
本当に必要なのは、
・やらないことを決める力
・優先順位を即決する力
・仕事を抱え込まない判断力
これらはすべて、
休める働き方に直結する成長です。
「自分しかできない仕事」を作らないための習慣
最後に、
休めない状態に戻らないためのポイントです。
定期的に仕事を棚卸しする
仕事は放っておくと増えます。
だからこそ、意識的に見直します。
・今月増えた仕事は何か
・惰性で続けている業務はないか
・本当に自分がやる必要があるか
これだけで、
仕事の属人化は防げます。
ひとつ増えたら、ひとつ減らす
新しい仕事を引き受けるときは、
必ずセットで考えます。
「代わりに、何をやめるか?」
このルールがあるだけで、
仕事量は自然と一定に保たれます。
見える化しない仕事は、必ず属人化する
頭の中にある仕事は、
必ず「自分しかできない仕事」になります。
・やり方を書く
・判断基準を書く
・流れを箇条書きにする
これだけで、
仕事は手放せる形に変わります。
Q&A|「自分しかできない仕事があって休めない」と悩む人へ
ここまで読んで、
「考え方はわかった。でも現実的に本当にできるの?」
そんな不安が残っている人も多いはずです。
特に、
責任感が強い人ほど、休むことに強い抵抗を感じます。
ここでは、
「休めない人」が検索しやすい不安をもとに、
現実的な視点で整理します。
まとめ|「自分しかできない仕事」がある限り、あなたは休めない



「自分しかできない仕事があるから休めない」
そう感じている人ほど、真面目で責任感が強い。
でも、ここまで読んできて分かったはずです。
休めない原因は、能力や覚悟の問題ではありません。
減らす視点を持たずに、抱え続けてきたこと
これが、休めない働き方を作っていました。
モノを減らすことで思考が整理され、
仕事を減らすことで成果に集中でき、
ルーティンを減らすことで時間に余白が生まれる。
この順番を踏めば、
「自分しかできない仕事」は少しずつ形を変えていきます。
大切なのは、
いきなり完璧に変えようとしないこと。
・ひとつやらない仕事を決める
・ひとつ任せる仕事を見つける
・ひとつ当たり前のルーティンをやめる
それだけで十分です。
自分がいなくても回る状態を作れる人ほど、
結果的に評価され、長く働ける人になります。
休めないのは、あなたが弱いからではありません。
減らし方を知らなかっただけです。
まずは今日、
「これは本当に自分しかできない仕事か?」
そう問い直すところから始めてみてください。
そこが、
休めない働き方から抜け出す最初の一歩です。

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