言語化が苦手な部下の育て方|報告がわかりにくいときは「分けて」話させる

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言語化が苦手な部下の育て方|報告がわかりにくいときは「分けて」話させる

この記事はAIアシスタントを活用して作成しています。

あおい

部下の報告、最後まで聞いても、何が言いたいのか残らないんだよね…

ゆうき

「結論から言って」と毎回言ってる。でも、次の日もまた同じなんだよな。

りすけ先生

電気工事の現場30年。説明がまとまらない部下に、私が言うのは「困難は分割せよ」。分けて考えるように促します。

部下の説明がわかりにくくて調べた上司の毎日は、こんな感じではないでしょうか。

  • 部下は一生懸命に話している。でも聞き終わると、何が起きたのかが残らない
  • 「で、何が言いたいの?」と、つい聞き返してしまう
  • 「結論から話して」と言っても、次の報告でまた元に戻る

話す力が足りない、と決める前に見てほしい所があります。報告がわかりにくいのは、一度に全部を話そうとしているからかもしれません。

この記事では、説明がまとまらない部下に私がかけている言葉と、分けたあとに話す順番を書きます。

話し方の型を一から教える記事ではありません。病気や障害が関係しているかどうかの見分けもしません。部下がそもそも報告してこない場合は、合う記事が別にあります(本文の途中で案内します)。

結論から言うと、上手に話させる前に、分けて考えさせる。

この記事でわかること
  • わかりにくい報告によくある3つの形と、その根っこにある「一度に全部」
  • 説明がまとまらない部下にかける言葉「困難は分割せよ」と「一度に全部説明しなくていい」
  • 分けたあと、どれから話させるかの順番
この記事を書いた人
あきき
あきき
現場歴30年 資格20以上
電気工事業の大型プロジェクトなどで数十人規模のチーム管理・工程管理を担当。1級電気工事施工管理技士・エネルギー管理士など資格20以上を保有し、現場で培った「本当に使えるノウハウ」だけを発信しています。
目次

報告がわかりにくいのは、一度に全部話すから

部下の話がわかりにくいと、この部下は話す力が低いのだろう、と考えたくなります。ここでは、別の見方をします。中身が足りないのではなく、1回に乗せすぎている、という見方です。

わかりにくい報告は、1回に全部乗せている 例(説明のために作った報告) 全部乗せの報告 起きたこと 原因の見立て 今の対応 お願い 配線のルートが図面と合っていなくて、たぶん前の変更が図面に入っていないんだと思うんですけど、職人さんにはいったん止めてもらっていて、明日までに決めてもらえれば… 「困難は分割せよ」 分けて考えるように促す ① 起きたこと ② 原因の見立て ③ 今の対応 ④ お願い 中身はそろっている 足りないのは、区切り
図1:わかりにくい報告は、中身が無いのではなく、1回に全部乗せている。分けると、同じ中身を1つずつ聞ける。

わかりにくい報告として、よく挙げられる形は次の3つです。

  1. 一文に、いくつもの話を詰め込む
  2. 結論と理由が、行ったり来たりする
  3. 話した本人は「全部伝えた」と思っている

たとえば、こんな報告です(説明のために作った例です)。

「◯◯の現場ですが、配線のルートが図面と合っていなくて、たぶん前の変更が図面に入っていないんだと思うんですけど、職人さんにはいったん止めてもらっていて、明日までに決めてもらえれば間に合うと思うんですけど…」

この中には、起きたこと・原因の見立て・今の対応・お願いの4つが入っています。中身はそろっている。足りないのは、区切りです。

こういう報告を、ここでは「全部乗せの報告」と呼びます。3つの形は、多くの場合、全部乗せから生まれます。詰め込むのも、行ったり来たりするのも、1回で全部を言おうとするからです。話した本人が「全部伝えた」と思うのも、実際に全部を言ったからです。

話す力が足りないのではなく、1回に乗せすぎている。そう見ると、直す所が変わります。話し方を鍛える前に、話す中身を分ければいい。

あわせて読みたい 部下が報告そのものをしてこないなら
📖 報連相ができない部下へ|「原因はあとで一緒に見よう」と言う理由【電気工事30年】

「伝わらない」ではなく「言ってこない」が悩みなら、報告を聞いたあとの最初の一言は、こちらに書きました。

気づき:わかりにくい報告は、中身が無いのではない。1回に乗せすぎているだけ。

「困難は分割せよ」で、分けて考えさせる

説明がまとまらない部下には、「困難は分割せよ」と言います。わかりにくさの形と、私がかける言葉を表にしました。

報告がわかりにくくなる形私がかける言葉
一度に全部を説明しようとしている「一度に全部説明しなくていい」と言う
話がからまって、分かれていない「困難は分割せよ」と言って、分けて考えるように促す
図2:わかりにくい報告の形と、私が部下にかける言葉。2つとも「分ける」ための言葉です。

「困難は分割せよ」は、哲学者デカルトの言葉として知られています。

私はこの言葉で、部下に分けて考えるように促します。頼んでいるのは、上手に話すことではありません。話す前に、中身を分けることです。

部下には「一度に全部説明しなくていい」とも言っています。全部乗せの報告の始まりは、1回で全部を言おうとするところ。「一度に全部説明しなくていい」は、その前提を外す言葉です。

あおい

分けろって言われても、部下は何をどう分ければいいか分からないんじゃない?

分け方に、決まった正解はありません。たとえば「起きたこと」「原因の見立て」「今の対応」「お願い」のように分ける方法があります(一般的な例です)。図1の4つと同じ分け方です。

分け方は、こちらから渡すこともあれば、部下に考えてもらうこともあります。

私が報告を聞くときに見ているのは、1つだけです。その報告は、2つ以上に分けられるか。分けられるなら、私はまだ全部乗せだと見ます。

結論

上手に話させる前に、分けさせる。かける言葉は「困難は分割せよ」と「一度に全部説明しなくていい」。

分けたら、結論から1つずつ話させる

分けたあとは、どれから話すか。ここで、よく知られた型が使えます。

分けたら、結論から1つずつ 分けたあとは、よく知られた型を使う 結論 いちばん伝えたい1つ 理由 なぜそう言えるか 具体例 どこが、どうなっているか 図1の作った例で言うと 結論:明日までに配線のルートを決めてほしい 理由:図面と現場が合っていない 具体例:図面と合っていない箇所 先に分けて、型はそのあと 1つ話したら、次の1つ
図3:分けたあとは、結論にする1つから話させる。型は、分けたあとに使う。

結論→理由→具体例の順に話す型は、報告や説明の型として広く紹介されています。この記事でも、新しい型は出しません。結論は、いちばん伝えたい1つ。理由は、なぜそう言えるか。具体例は、どこが、どうなっているか。

ゆうき

結局「結論から話せ」ってことでしょ?それは毎回言ってるよ。

りすけ先生

型は同じです。変えるのは、言う順番だけ。

分ける前に「結論から」と言われても、全部乗せのままでは、どれを結論にするかを選びにくい。分けて並べてからなら、その中から1つを選べます。先に分けて、型はそのあと。

図1の作った例で言うと、結論は「明日までに配線のルートを決めてほしい」。理由は「図面と現場が合っていない」。具体例は「図面と合っていない箇所」です。

1つ話したら、次の1つ。危ないことや作業が止まることは先に言う。残りは、聞かれてから話せばいい。一度に全部説明しなくていい、はここでも同じです。

気づき:「結論から」は、分けたあとに言う。型は変えず、順番だけを入れ替える。

言語化が苦手な部下のよくある質問

Q
よくある
質問
疑問をスッキリ解決
りすけ先生
りすけ先生
FAQ
▲ あききの最速ブログ

「言語化 苦手」「説明が下手」の質問検索(ラッコキーワード)で見つけた問いをもとに、4つにまとめました。

言語化が苦手な原因は何ですか?

原因は1つに決められません。この記事では、一度に全部を話そうとすることを、わかりにくさの根っこの1つとして見ています。

話す力が足りない、と決める前に、分けて話せるかを見てください。

言語化が苦手なのは、障害や病気が関係していますか?

この記事では見分けません。上司が判断することでもありません。

気になるときは、本人が医療機関や会社の産業医など、専門の窓口に相談できるようにしてください。

上司の自分も説明が下手です。何からやればいいですか?

部下に頼むのと同じで、自分の報告も、話す前に分けてみるところからです(一般的な手順です)。

読書の話をひとつだけ。私が2021〜2025年の5年で読んだ本は695冊(約700冊)です。ほとんどは、Kindleの本をiPhoneの読み上げ機能で聴きました。ただ、読書で説明が上手くなる、とはこの記事では言いません。

話がまとまらない部下に、毎回指摘すると萎縮しませんか?

「一度に全部説明しなくていい」は、話す量を減らしていい、という言葉です。足りない所を責める言葉とは、向きが違います。

それでも部下が報告そのものを避けるようになったら、報告を聞いたあとの最初の一言を見直す番です。その話は、本文の途中で案内した「報連相ができない部下へ」に書きました。

今日からできること

次の報告で試せる3つです。

今日からできること
  • 報告がわかりにくかったら、聞き終わってから「一度に全部説明しなくていい」と言う
  • 「困難は分割せよ」と伝えて、話を分けて考えてもらう
  • 分けたら、結論にする1つを部下に選んでもらう
あおい

「一度に全部説明しなくていい」なら、明日の報告でも言えそう。

りすけ先生

上手に話させるのは、分けたあとです。

まとめ|上手に話させる前に、分けさせる

わかりにくい報告は、一度に全部を乗せていることが多い。

まとめ
  • わかりにくい報告は、中身が無いのではなく、1回に全部乗せている
  • 説明がまとまらない部下には「困難は分割せよ」。分けて考えるように促す
  • 「一度に全部説明しなくていい」と言って、1回で全部を言う前提を外す
  • 分けたら、結論から1つずつ話してもらう

最初にやることは、報告を聞き終わってから一言かけること。部下の報告を毎日受けている上司なら、明日の報告から使えます。

上手に話させるより先に、分けさせる。それだけです。

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