部下なし管理職の残業と残業代|振る相手がいなくても渡せる仕事

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部下なし管理職の残業と残業代|振る相手がいなくても渡せる仕事

この記事はAIアシスタントを活用して作成しています。

あおい

課長になったけど、部下はゼロ。前の仕事はそのままで、会議と書類だけ増えたよ。

ゆうき

振る相手がいないなら、全部自分でやるしかないよね。残業代も出ないって聞くし…

りすけ先生

電気工事の現場30年。私にも、管理職になる前、部下がいない時期がありました。私の場合、部下がいなくても渡せる仕事はありました。

部下のいない管理職で残業が続くとき、机の前はこんな状態ではないでしょうか。

  • 肩書は管理職なのに、部下は1人もいない
  • 前と同じ実務に、会議と書類が上乗せされた
  • 振る相手がいないので、仕事は全部自分の机に積まれる
  • 「管理職だから残業代は出ない」と言われたが、本当か分からない

私の場合、部下がいなかったのは管理職になる前です。肩書は違いますが、手伝える人はCADオペさんだけでした。

この記事では、振る相手がいない人が、周りの人に渡せる部分を見つける物差しを1つ書きます。残業代が出るかどうかは、厚生労働省のパンフレットに書いてある範囲だけを紹介します。

残業代を請求する方法は、この記事では扱いません。法律の判断は、会社の人事や労働基準監督署に確かめてください。

結論から言うと、振る相手がいなくても、その人ができそうな部分なら渡せることがある。残業代のほうは、肩書ではなく中身で決まります。

この記事でわかること
  • 部下がいなかった時期、私の残業の原因はやり方より量だったこと
  • 振る相手がいなくても、渡せる部分を見つける物差し
  • 残業代が出るかを、厚生労働省の資料で確かめる入口
この記事を書いた人
あきき
あきき
現場歴30年 資格20以上
電気工事業の大型プロジェクトなどで数十人規模のチーム管理・工程管理を担当。1級電気工事施工管理技士・エネルギー管理士など資格20以上を保有し、現場で培った「本当に使えるノウハウ」だけを発信しています。
目次

部下なし管理職の残業は、まず量を疑う

残業が減らないと、自分のやり方が悪いのかと考えがちです。私が部下のいない時期をふり返ると、答えは別の所にありました。

部下がいなくても仕事の行き先は3つ この記事で扱う順番 自分の机に積まれた仕事 部下がいなかった時期、残業の原因は「絶対的な仕事量」だった(私の場合) 1 時間を変える 朝を利用する。朝早くが効率的だと分かった(私の場合) 2 人に渡す 周りの人に「その人ができそうな部分」を渡す 3 資料で確かめる 残業代の扱いを、厚生労働省の資料で確かめる 渡せる部分を、1つ探す 振る相手は、部下だけとは限らない
図1:部下がいなくても、仕事の行き先は3つあります。この記事では、この順に書きます。

管理職になる前、部下がいなかった時期の残業の原因を聞かれて、私が答えたのは「絶対的な仕事量」でした。

量そのものが多かった。私の場合は、それが原因でした。

とはいえ、量の多い時期を耐えるだけだったわけでもありません。当時のことを、私は「ここでレベルが一段上がった」と思っています。どうやったら効率的に仕事ができるかを、この時期に学びました。

例えば、朝を利用していました。「朝早くが効率的なことを理解できた」のも、このころです。

ゆうき

原因が量なら、効率を上げるだけじゃ限界があるよね?

効率を上げるのとは別に、量そのものを机から出す道があります。次の見出しで書く「渡す」です。

あわせて読みたい 朝の時間の作り方を知りたい方へ
📖 急ぎではないけど重要な仕事を後回しにしない方法|現場30年の時間管理

今の私が、朝の時間をどう取っているかは、こちらに書きました。

結論

残業が減らないとき、私ならやり方より先に量を疑います。

量の話なら、次に考えるのは「誰に渡せるか」です。

振る相手がいなくても、渡せる仕事はある

部下がいないなら、振る相手もいない。そう思うのが自然です。でも、振る相手は部下だけとは限りません。

1つの仕事を2つに分けて見る 渡せる部分の見分け方 周りの人が「できそうな部分」 私の例 図面を書くための下地(CADオペさんに作ってもらった) 例 資料の体裁を整える 例 データの入力・集計 自分がやる部分 私の例 図面を書く 例 決めること 例 上の人や客先への説明 物差し(目安) その仕事の中に、部下でない誰かが「できそうな部分」はあるか ※「例」は一般的なものです。「私の例」は、管理職になる前、部下がいなかったころのものです。
図2:1つの仕事を2つに分けると、渡せる部分が見えてきます。私の場合は、図面を書くための下地でした。

部下がいなかったころ、手伝える人はCADオペさんだけでした。急ぎの仕事が重なったとき、誰に手伝ってもらったか。最近そう聞かれて、私はこう答えました。

「CADオペしかいなかったからその人ができそうな仕事を振ったような気がする」

「気がする」と書いたのは、記憶があいまいだからです。それでも、はっきり言えることが1つあります。CADオペさんには「図面を書くための下地を作成してもらったりしていた」。

図面を書くのは私。その前の下地は、CADオペさんに作ってもらう。仕事を丸ごと渡したのではなく、その人ができそうな部分を渡していました。この記事では、これを「下地だけ渡す」と呼びます。

ここから、物差しを1つ置きます。目安です。その仕事の中に、部下でない誰かが「できそうな部分」はあるか。

事務の人、図面を描く人、協力会社の担当。部下ではないけれど、同じ仕事にかかわっている人を思い浮かべてください。その人の手が届く部分が、渡せる候補です。

あおい

でも、部下じゃない人に頼むのって、気が引けるな…

りすけ先生

全部を頼むわけではありません。その人ができそうな所だけです。

気づき:振る相手がいなくても、「その人ができそうな部分」なら渡せることがある。

残業代は出る?厚労省の資料で確かめる

「管理職だから残業代は出ない」と言われたら、資料を1つ読んでみてください。厚生労働省のパンフレット「労働基準法における管理監督者の範囲の適正化のために」です。

「管理監督者」かどうかを判断する4つ 役職名ではなく、実態で判断する(厚生労働省の資料より) 1 職務内容 経営者と一体的な立場で、労働時間等の規制の枠を超えて活動せざるを得ない重要な職務内容があるか 2 責任と権限 経営者から、重要な責任と権限を委ねられているか 3 勤務態様 現実の勤務態様が、労働時間等の規制になじまないものか 4 賃金等の待遇 定期給与・賞与などで、その地位にふさわしい待遇がされているか 管理監督者であっても ・深夜業(22時から翌日5時まで)の割増賃金は支払う必要がある ・年次有給休暇も一般労働者と同様に与える必要がある 出典:厚生労働省「労働基準法における管理監督者の範囲の適正化のために」(H20.9)2・4ページ。言葉は資料に合わせて短くしています。
図3:管理監督者かどうかは、役職名ではなく、この4つの実態で判断されます(厚生労働省の資料より)。

最初のページには、こう書かれています。会社で管理職の地位にある人でも、労働基準法の「管理監督者」に当てはまらない場合がある。

ゆうき

課長の肩書がついたら、もう残業代は出ないって言われたけど…

2ページ目には、判断の仕方が書かれています。当てはまるかどうかは、役職名ではなく実態で判断します。見るのは、職務内容・責任と権限・勤務態様(働き方の決められ方)など。判断のもとになるのは、図3の4つです。

管理監督者に当てはまらなければ、労働時間などの規制を受けます。そのときは、時間外割増賃金や休日割増賃金の支払いが必要になる、と書かれています。

4ページ目には、もう1つ書かれています。管理監督者であっても、深夜業(22時から翌日5時まで)の割増賃金は支払う必要がある。年次有給休暇も、一般の労働者と同じように与える必要がある。

私は法律の専門家ではありません。ここに書いたのは、このパンフレットに書いてあることだけです。資料の最後のページには「H20.9」(平成20年9月)とあります。自分の場合どうなるかは、会社の人事や労働基準監督署に確かめてください。

気づき:残業代が出るかどうかは、肩書ではなく中身で決まる。

部下なし管理職の残業のよくある質問

Q
よくある
質問
疑問をスッキリ解決
りすけ先生
りすけ先生
FAQ
▲ あききの最速ブログ

「部下なし 管理職」で調べる人が気になりそうな質問を、3つ選びました。

部下なし管理職は、残業代は出ますか?

肩書だけでは決まりません。パンフレットの2ページには、「課長」「リーダー」の肩書があっても管理監督者とは言えない場合が書かれています。自分の裁量で使える権限が少なく、多くのことで上司に決裁を仰ぐ必要がある場合などです。

自分が当てはまるかは、図3の4つを見たうえで、会社の人事や労働基準監督署に確かめてください。

部下なし管理職は、違法ですか?

部下のいない管理職を置くこと自体を違法とする記述は、私が読んだパンフレットにはありませんでした。1つの資料を読んだだけなので、「どこにもない」とは言えません。

パンフレットにあるのは、別の話です(7ページ)。ある飲食店が、管理監督者に当たらない店長に、時間外割増賃金などを払っていなかった。それが労働基準法違反として罰金刑になった刑事裁判例がある、と書かれています。違法かどうかの判断は、この記事ではしません。会社の扱いに疑問があれば、労働基準監督署に確かめてください。

部下がいないと、休みが取りにくくなりますか?

感じ方は人によって違います。私の場合、代わりがいなくて休みにくかった時期を聞かれて思い出したのは、いちばん忙しかった時期でした。

ただ、そう聞かれたとき、私は「仕事に専念できる時期でもあったのであまり感じなかった」とも答えました。

今日からできること

今週のうちに、机の上でできる3つです。

今日からできること
  • 今週の仕事を書き出して、「周りの人ができそうな部分」に印をつける
  • 印のついた部分を1つだけ、部下でない誰かに頼んでみる
  • 給与明細と就業規則を出して、厚生労働省のパンフレットの4つ(図3)と見比べる
あおい

全部じゃなくて、下地だけ渡すなら、頼めそうな人がいるかも。

りすけ先生

最初の印は、1つで足ります。

まとめ|量を認めて、渡せる部分を探す

振る相手は部下だけではない。その人ができそうな部分を渡す。

まとめ
  • 部下がいなかった時期、私の残業の原因はやり方より量だった
  • 振る相手がいなくても、「その人ができそうな部分」なら渡せることがある
  • 残業代が出るかは、肩書ではなく中身で決まる。厚生労働省の資料で確かめる

やることは、今週の仕事を紙に書き出して、印をつけるだけ。部下がいない人でも、今日の帰りの電車でできます。

全部自分で、をやめるのは、下地を1つ渡すところから。

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